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第5回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査

自主調査

報道発表資料 2007年1月11日

gooリサーチ結果 (No.144)

〜050型IP電話から0AB〜J型IP電話への切替意向は4割以上〜

国内最大級のインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」(*1)を共同で提供するNTTレゾナント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才 博美)と株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 田中 將介)は「gooリサーチ」登録モニター及びgooユーザを対象に「第5回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査」を実施しました。有効回答者数40,054名のうち、IP電話の利用は、050型が22.6%、0AB〜J型が13.6%となっています。また、利用層の8割が、利用しているIP電話に満足しているものの、050型IP電話ユーザの4割以上が0AB〜J型への切替を志向しています。今後のIP電話の利用意向は未利用者の63.4%を占めており、このうちの多くは0AB〜J型のIP電話を志向しています。現在光ファイバ(FTTH)とセットで0AB〜J型のIP電話の普及が進みつつありますが、このような流れが今後さらに進むものと考えられます。
本調査は、インターネット利用ユーザのブロードバンドコンテンツの利用状況について、最新の実態を把握することを目的とした定点調査であり定期的に調査を行い、その結果を公開します。
前回の「『第4回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査』に関する調査結果〜動画共有サイト利用経験は3割、未利用者の利用意向も3割と今後の普及拡大が予想される〜」は、2006年8月30日に、当社よりプレスリリースを発表しております。
http://research.goo.ne.jp/database/data/000339/

【050型IP電話と0AB〜J型IP電話 】
050型とは、050から始まる電話番号(例050-xxxx-xxxx等)で利用できるIP電話サービスであり、低料金ですが、固定電話よりも品質が劣る、110番などの緊急通報がかけられない(ただし、一部自動的に加入電話に切り替えてつながるようにするサービスも提供)といった問題があります。
0AB〜J型とは、一般の固定電話番号と同じ電話番号 (例 03-xxxx-xxxx等)で利用できるIP電話サービスで、インターネットの回線が光ファイバ(FTTH)である場合にのみ利用できます。このサービスは、050型IP電話より高い品質基準をクリアしているため、固定電話並みの品質とされており、そのほとんどが緊急通報も可能です。

総括

「ブロードバンドコンテンツ利用実態調査」は、ブロードバンド化が進展する中で重要性の高まりつつあるブロードバンドコンテンツの利用実態を定期的に把握することで、ブロードバンドコンテンツ市場の動向を明らかにすることを目的としています。第5回として、IP電話の利用実態について調査を行いました。IP電話サービスとしては、インターネットサービスプロバイダ(ISP)が提供する050型IP電話(電話番号が050で始まるIP電話サービス)がADSL回線の普及とともに利用されてきましたが、最近では光ファイバ(FTTH)の急速な普及を背景に、0AB〜J型のIP電話(通常の加入電話と同じ電話番号が使えるので、多くの場合は加入電話の番号をそのまま引き継げる)も利用が進みつつあります。一方、パソコンのソフトウェアとしてIP電話のサービスを提供するものにSkype等のソフトフォンがあり、手軽に登録できてユーザ同士が無料となることや、音質もP2P技術の活用によりすぐれたものとなっていることから注目されています。
今回のアンケートでは、IP電話の利用率は、050型が22.6%、0AB〜J型が13.6%、Skypeが9.1%を占めており、050型がもっとも普及しています。しかし、050型のユーザの約4割において0AB〜JのIP電話への切替が志向されているなど、今後の流動性がうかがえます。また、転送サービスなどの付加サービスのパッケージ化や従来の加入電話より高品質のIP電話サービスの利用意向も高く、こうした新サービスの投入により、市場の活性化が予想されます。

調査結果のポイント

(1)IP電話の利用率は050型が22.6%、0AB〜J型が13.6%

電話機を使ったIP電話サービスの利用率は、050型が22.6%、0AB〜J型が13.6%であり、若年層より中高年層において利用率が高い。

(2)8割以上のユーザがIP電話に満足

IP電話の利用者の80.8%が現状で利用しているIP電話に「満足」または「やや満足」としており、現状利用しているサービスへの満足度は高い。

(3)050型ユーザの 約4割が0AB〜J型への切替を志向

050型のIP電話ユーザから0AB〜J型のIP電話への切替意向についてみると、「切り替えたい」が10.2%、「やや切り替えたい」が31.6%であり、合計すると4割以上を占める。

(4)IP電話の利用意向は0AB〜J型が56.3%

IP電話を現在利用していない層を対象にIP電話の利用意向をたずねた結果、利用したいIP電話は、0AB〜J型が56.3%、050型が7.0%であり、利用意向のない層は36.6%である。

(5)付加サービスとのバンドル提供の利用意向は56.6%

付加サービスとのバンドル型(たとえばNTT東西の提供する「ひかり電話A(エース)のようにナンバーディスプレイや転送などの付加サービスと通話料分を組み合わせて一定の料金で提供するサービスのこと)でIP電話を提供するサービスの利用意向は、「是非利用したい」が10.4%、「やや利用したい」が46.2%と、半数以上が利用意向を示している。

(6)高音質IP電話の利用意向は7割を超える

現在の加入電話よりも高音質のIP電話が登場した場合の利用意向については、「是非利用したい」が17.3%、「やや利用したい」が52.8%であり、両者合わせると7割を超える。

(7)ソフトフォン型のIP電話サービス(Skype)の利用率は9.1%

ソフトフォン型IP電話サービス(パソコンのソフトを通じてIP電話機能を提供するサービス)のSkypeの利用状況についてみると、9.1%が利用中、38.8%が今後の利用意向を示している。

《 補足 》
(*1)【 gooリサーチ 】 http://research.goo.ne.jp/
ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントと、日本のリーディングシンクタンクである三菱総研の調査企画力、コンサルティング力が融合した、高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。 携帯電話でアンケートに答える 「gooリサーチ・モバイル」モニター(6.0万人)、キーパーソンのビジネスマンを中心とする「gooリサーチ・ビジネス」モニター(3.8万人)、団塊世代・シニア層、ならびに若年層を中心とした郵送調査手法で回答する「郵送調査専属モニター」(3.5万人)を含め、106万人の登録モニターを擁し、消費者向け調査から、法人向け調査、グループインタビューまで、様々な市場調査ニーズに対応しています。(モニターの人数はいずれもH18年12月現在)

<本調査およびgooリサーチに関するお問合せ先>
NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 リサーチグループ
(Tel) 03-5224-5380、(FAX) 03-5224-5201、(E-mail)research@goo.ne.jp
NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 広報グループ
(Tel) 03-5224-5500、(E-mail) pr@nttr.co.jp

<gooリサーチに関するお問合せ先>
株式会社三菱総合研究所 社会情報通信研究本部
(Tel) 03-3277-0791、(Fax) 03-3277-3473、(E-mail) info-icd@mri.co.jp
株式会社三菱総合研究所 経営企画部・広報グループ
(Tel)03-3277-0003、 (Fax)03-3277-3490、(E-mail) ccd-mg@mri.co.jp

調査結果について

  • <調査概要>
  • 1.  調査対象: 「gooリサーチ」登録モニター及びgooユーザ
  • 2.  調査方法: 公開型インターネット調査
  • 3.  調査期間: 2006年9月4日(月)〜2006年9月19日(火)
  • 4.  有効回答者数: 40,054名
  • 【男女内訳】: 男性45.1% 女性52.0% 不明3.0%
  • 【年代別構成】: 10代 1.9%、20代 20.3%、30代 38.5%、40代 23.8%、50代 9.1%、 60代以上3.4%、不明3.0%

調査結果データ

(1)IP電話の利用率は050型が22.6%、0AB〜J型が13.6%

電話機を使ったIP電話サービスの利用率についてみると、050型が22.6%、0AB〜J型が13.6%を占めており、年齢別には若年層より中高年層の利用率が高い。【図1】

【図 1】 年齢別IP電話利用状況
(1)050型IP電話

■ポイント文のグラフ

(2)0AB〜J型IP電話

■ポイント文のグラフ

事業者別にみると、ADSLが中心である050型ではソフトバンクの「BBフォン」が半数以上を占めており、0AB〜J型ではNTT東西の「ひかり電話」が約半数を占めている。【図2】

【図 2】 IP電話の利用事業者
(1)050型IP電話

■ポイント文のグラフ

(2)0AB〜J型IP電話

■ポイント文のグラフ

(2)8割以上のユーザがIP電話に満足

IP電話の利用者の80.8%が現状で利用しているIP電話に「満足」または「やや満足」としており、現状の利用サービスへの満足度は高い。利用サービス別にみると、0AB〜J型のユーザにおいてやや満足度が高いが、それほど大きな差は見受けられない。【図3】

【図3】利用サービス別のIP電話への満足度

■ポイント文のグラフ

(3)050型ユーザの 約4割が0AB〜J型への切替を志向

050型のIP電話ユーザに対して、今後の0AB〜J型への切替意向を尋ねたところ、「切り替えたい」が10.2%、「やや切り替えたい」が31.6%であり、合計すると4割以上を占める。
現状の満足度別にみると、満足度が低いほど切替意向は高くなるが、「やや満足」というレベルであっても4割程度の切替意向が見られる点は注目される。【図4】

【図4】050型IP電話への満足度別の0AB〜J型IP電話への切替意向

■ポイント文のグラフ

切替理由としては、なじみのある番号が利用できる点、音質、そして緊急通報がつながる点が高く評価されている。【図5】

【図5】0AB〜J型IP電話への切替理由

■ポイント文のグラフ

切替えない理由としては、「登録や配線の切替などの手続きが面倒」が高く、それ以外では「実家などよく電話する先も同じIP電話を利用」がやや高い傾向にある。この意味では同じIP電話同士で無料という事業者側の施策が一定の効果を発揮していると考えられる。なお、年齢別では親との同居が少ないと想定される20代・30代の層と60代というちょうどその世代の親にあたる年齢層とでこのような理由の指摘が高い点は注目される。【図6】

【図6】0AB〜J型IP電話への切替えない理由

■ポイント文のグラフ


■ポイント文のグラフ

(4)IP電話の利用意向は0AB〜J型が56.3%

IP電話を現在利用していない層を対象にIP電話の利用意向をたずねた。この結果、利用したいIP電話は、0AB〜J型が56.3%、050型が7.0%であり、利用意向のない層は36.6%である。
年齢別にみると、050型のIP電話はやや若年層において利用意向が高い。【図7】

【図7】年齢別IP電話の未利用層におけるIP電話利用意向

■ポイント文のグラフ

(5)付加サービスとのバンドル提供の利用意向は56.6%

0AB〜J型のIP電話においては、ナンバーディスプレイや転送サービスと組みあわせて販売するなど、付加サービスとのバンドル型でIP電話を提供するサービスが登場しつつある(NTT東西のひかり電話エースなど)。そのようなサービスの利用意向についてみたところ、「是非利用したい」が10.4%、「やや利用したい」が46.2%と半数以上が利用意向を示している。【図8】

【図8】現在未利用層における付加サービスバンドル型のIP電話利用意向

■ポイント文のグラフ

現在IP電話未利用の層についてみると、IP電話単独の提供の場合に、050型を利用したいとする層の7割以上、IP電話の利用意向のない層の2割以上が、このようなサービスの利用意向を示しており、0AB〜J型のIP電話へと誘導する効果はそれなりにあると考えられる。【図9】

【図9】IP電話単独で提供の場合の利用意向別にみた付加サービスバンドル型のIP電話の利用意向(現在IP電話未利用層)

■ポイント文のグラフ

(6)高音質IP電話の利用意向は7割を超える

現在の加入電話よりも高音質のIP電話が登場した場合の利用意向についてみると、「是非利用したい」が17.3%、「やや利用したい」が52.8%であり、両者合わせると7割を超える。【図10】

【図10】高音質IP電話の利用意向率

■ポイント文のグラフ

現在IP電話未利用の層についてみると、IP電話単独の提供の場合に、050型を利用したいとする層の86.7%、IP電話の利用意向のない層の31.8%が、このようなサービスの利用意向を示しており、とくに、050型のIP電話の利用意向層では、3割以上が「是非」と回答している。【図11】

【図11】IP電話単独で提供の場合の利用意向別にみた高音質IP電話の利用意向(現在IP電話未利用層)

■ポイント文のグラフ

(7)ソフトフォン型のIP電話サービス(Skype)の利用率は9.1%

パソコンのソフトとしてIP電話機能を提供するサービスの1つとしてSkypeがあるが、その利用状況についてみると、9.1%が利用中、38.8%が今後の利用意向を示している。【図12】

【図12】Skypeの利用状況

■ポイント文のグラフ

Skypeの利用層における利用理由についてみると、「Skype同士の通話が無料」が82.6%ともっとも高く、2位以下の「音質がよい」(28.7%)、「海外との通話料金が安い」(22.5%)を大きく引き離している。【図13】

【図13】Skypeの利用理由

■ポイント文のグラフ

なお、電話機を使ったIP電話サービスとSkypeとの併用状況についてみると、050型、0AB〜J型、Skypeをすべて利用している層は0.4%、0AB〜J型と050型の併用が2.1%となっている。また、050型とSkypeの組み合わせは1.6%、0AB〜J型とSkypeとの組み合わせが0.9%となっている。【図14】

【図14】電話機利用型IP電話とSkypeとの併用状況

■ポイント文のグラフ

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